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大学院生のブログ

人生まるごと今後の課題

折り紙ワークショップを開いた

以前この記事でも書いた、折り紙ワークショップを終えた。世界を回っているというファミリー(の8歳の子)に折り紙を教える活動である。

zarameyuki.hatenablog.com

メールのやり取りで「*not* for beginner, please」と書いてあったので、なるほど、鶴くらいは折れるのかな?と踏んで難易度を調整。花と動物が好きとのことで、1回目は花、2回目は動物を一緒に作ることにした。

……ところが私は盛大に読み違えをしていたようで、初めてみてすぐに分かったことだが、とにかく覚えが早い。同じものを2、3回作って覚えてもらおうと思っていたのに、1回で覚えただけではなく、「次は小さい紙で折ってみる」などとおっしゃる。あっという間に用意していたカリキュラムが終わってしまい、「これはちょっと難しいかな」と思って外した予備のアイテムも作っていくことになった。

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2回目のワークショップは、その反省を生かして8アイテムの作り方を用意。2時間のレッスンで8アイテムも覚えられるとは、驚異の記憶力である。おまけに驚いたことには、途中で「この犬は尻尾がないから、ちょっと付け加えてみる」と言い、自分で新たな作り方を生み出し始めたのだ。

折り図通りに折ることしかできない私に比べ、なんという発想力だろう。幼児や子どもの力に触れ、かれらの能力に関する研究に全身をかけるようになった人がたくさんいるが、それも当然のことだろうと思わざるを得なかった。

もちろん、色彩に関する考え方も自由で、たとえば花を作るにしても、木目模様のペーパーを選びとったりする。はすはピンク、犬は茶色……などという制約がなく、自分の好きな色を、好きなように選んでいくので面白い。

ただし「自然の姿」がきれいだと判断したものはそのままの色で作るようで、あやめは紫、中のしべはゴールドの紙で作っていた。私もあまり、定石の考えにこだわらないようにとは気をつけているほうであるけれど、それでも子供に比べると、すでに色々な前提知識に縛られているのだろうな……と思うなどした。

彼女のママンはフランス系らしく、フランス語と英語を流暢に話した。言語学修士をとった人らしく、世界旅行の間にも、かならず現地の人間と会い、伝統文化を教わるようにしているらしい。

そんなわけだから説明もいろいろと求められて、たとえば「猫」という漢字は、こちらが意味でこちらが音を表しており……などと話すのだが、つたない英語が足を引っ張る。
とくに1回目は緊張もあって、知っているはずの表現が出てこず、たいへん迷惑をかけてしまった。ここらで一丁、ちゃんと英語を勉強しようかなと思わされた出来事だった。

これまで、純粋に自分のために、趣味としてやってきた折り紙だったが、こうして人に喜んでもらうと、やった甲斐があると思える。
ファミリーは今日から東京だそうだ。これから先は、東南アジアのほうへ行くらしい。彼女らの旅が安全に行くように祈っている。