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大学院生のブログ

人生まるごと今後の課題

吉田神社の「節分祭」(2017年)

観光(京都) 写真

2月2日から4日までの間は、大学のすぐ隣で吉田神社の「節分祭」が行われた。

思えば京都に引っ越してくることになり、契約したアパートの鍵をもらったのが節分祭のときだった。いくつになっても祭りは好きだ。公聴会のあと、長く続く屋台をぐるりとまわった。

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↓最近のチョコバナナは確実に進化している。思わず一本買ってしまった。

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学部のころからこの大学にいる先輩いわく、「俺はもう10回来てるけど、ぜんぜん屋台の配置が変わってねえ」とのこと。私は2回目だったが、確かに去年と比べて、配置があまり変わっていない気がする。あすこに鮎屋、あすこには酒屋、といった調子で。長く続く中で、ある程度の「定位置」がきまってくるものなのかもしれない。

↓参道の階段に設けられたそば屋。

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↓設けられた囲炉裏と、鮎。

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↓名前で占うおみくじ。名前のチョイスがこう、なんというか、うん。人の名前なので、多くは語るまい。

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↓もはやゲーセンのコインゲームみたいになっているお賽銭。先っちょに載せるようなやつに、何がしかの信仰心があるとは思えないぞ。

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祭りには近所の子供たちもたくさん来る。小遣いが入っているのだろう、かわいい財布を握りしめて、3人とか4人とかで屋台を冷やかしている。そういった光景は微笑ましいし、なんだか癒される。誰もかれもが楽しそうで、それで祭りの類が好きなのだ。

ところで、節分祭では「福豆」が授与される。この福豆、抽選券がついていて、車や桐だんすなど、けっこう豪華な賞品が当たる、らしい。

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「らしい」としたのは、どんなちっちゃなものでも当たった人を見たことがないからだ。「当たらないと噂の」福豆、なんて枕詞をつけて呼ばれているそうな。抽選の発表は祭りが終わったあと。当たるかどうか、運試しだ。

さて、なんといっても祭りの中心は「火炉祭」だろう。古いお札をあつめて燃やし、札にいらっしゃる神様がたにお帰りいただくための儀式である。炎にはけっこうな勢いがあり、火が信仰の対象になる理由をなんとなく理解できる気すらしてくる。

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ところがこの火炉祭、灰の処理をめぐって京都市と折り合わず、去年・おととしは火をつけられなかった。
かわりに行われたのが、小さな御幣(ごへい)に神様をあつめる儀式をし、その御幣を燃やすという方法。ほんとうに正直な気持ちをいうと、しょぼい……。

見ていたギャラリーからも「こんなもん火炉祭ちゃうわ」という声も出て、けっこうな非難轟々だった。今年は灰を産廃として処理できるようにきまったとかで、旧来の姿で執り行われた。やっぱりこうやって景気良く燃えてくれたほうが、「厄をはらった!」という気持ちになれるものなあ。

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それにしても、火炉祭のあいだはすごい人出だった。都会の満員電車もかくやという感じで、自分の意思に反して、溶岩のように人ごみがずるずる動くのだ。

たまらないので帰ろうとして、ふと上のほうを見ると、山の斜面に陣取っているひとびとが見えた。なるほど、あそこからなら確かによく見えるだろう。そう思って、山の斜面に移動。足元が少しこわい。

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この節分祭が終わると、立春を迎える。陰鬱で湿っぽく、かといって雪が降るわけでもない、京都のきびしい冬が終わりに向かう。

奇しくも2月3日は公聴会だった。季節とともに節目を迎えて、今年も春を待ちたい。