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大学院生のブログ

人生まるごと今後の課題

地下鉄を設計するゲーム「Mini Metro」が楽しい

ゲーム(iOS)

気付けば2016年も終わりに近い。にも関わらず私は、「この論文は2色刷りだったか?」と錯覚するほど赤く染まったドラフトと別れを告げられずにいた。そんな夜のこと、友達からとんでもない時間泥棒ゲームを紹介されてしまった。それが「Mini Metro(ミニメトロ)」である。

公式サイト
http://dinopoloclub.com/minimetro/

どうやらもともとSteamで販売されていたゲームらしい。私はiOS版(120円)を購入。ゲームの目的は「地下鉄の路線を整備すること」だそうだ。実際の動きに関しては、公式のプレイ動画を見るのがわかりやすいと思ったので貼っておく。

www.youtube.com

まず何が素晴らしいかって、デザインが超きれい。敬虔なApple教徒なら失禁して死にそうなくらい。めんどうなクエストや鬱陶しいイベントといった余計なものは一切なく、ただ駅をつなぎ、電車を走らせる。それだけのゲームである。

にも関わらず、絶妙に難しい。思考力を要求されるし、ゲームオーバーになると本気で悔しい。せっかくなので、もうちょっと詳しく説明してみよう。(スクショは著作権的に載せてOKか分からないので文章だけで頑張ることにする)

ゲームを開始すると、初めに表示されているのは○△□で表された駅、そして川。指でタップすると線路がのびていく。とりあえず環状線にしておくのが無難っぽい。それぞれの駅には乗客が溜まっていき、電車が来ると乗る。

新しい車両、新しい路線、川を越える設計に必要とされる「橋」パーツなどは、ゲーム中の時間で1週間に1回ずつもらえる。ちなみに車両には「先頭車両」と「後続車両」があり、「後続車両」を単体で走らせることはできない(「先頭車両」にくっつける形で使う)。

しばらく電車を走らせていると、新しく駅が発生していく。それを拾うように線路をのばす。駅と駅の間隔が長すぎると乗客がたまってしまうので、必要に応じて新しい路線を増やしていかなければならない。乗客がたまりすぎるとゲームオーバーとなる。

説明すればするほどシンプルなゲームだ。しかしこれが案外、奥深いのである。わけわからん場所に駅が発生したりすると、既存の路線で拾うか、はたまた新規路線を開通させるか……と悩んでしまうし、いざ設計をきめて線路を引きなおそうとするとトンネルパーツが足りない!なんてこともある。いろんな駅に乗客が溜まってくると、なんでそんなに地下鉄乗るねん、家に引きこもっとれや!!という気分にもなる。気分はちょっとした私鉄の社長。これはゲームだから「いっぺん更地に戻そっと」なんてことができるけれど、現実の路線は当然そんなことはできない。都市設計に携わるすべての方にお礼を言いたい。「大阪梅田を設計したやつ、どういう思考回路してるんだ」なんて悪態をついてごめんなさい。

コンセプト・システム面に関しては大満足。いろいろなレビューで述べられているように、操作性もよく直感的。しかし欲を言うなら、路線から駅を外すときの操作がちょっとわかりにくかったかな。混雑を避けるためには、適切なタイミングで路線をリセットするのがよいはずなのだが、そのための操作がちょっとややこしかった。「駅の上で長押し」すれば外せるのだが、うっかり新しい路線を開通してしまったりする。たとえば「ワンタッチでリセット」みたいな機能があればやりやすかったのだが……。(「街を作ろう」系の箱庭ゲーには、そういう機能があることが多い)努力して作った路線がうっかりパーになるほうがショックかもしれないので、まったりアップデートを待つことにしよう。

さて、私の設計はどうやらヘタすぎるようで、すぐに交通網が麻痺してしまう。結局ひとつの都市もクリアできず、悲しい気持ちで眠りについたところ、夜を徹してプレイした人から「クリアしたよー。大阪は新幹線とか開通するよ」などと聞かされた。新幹線!?これはぜひ拝まねばなるまい。やっぱりこのゲームが120円は安すぎる。
というわけで、お正月のお供にぜひどうぞ。