読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

大学院生のブログ

人生まるごと今後の課題

折り紙から正多角形を切り出す方法

折り紙で花を作るのが好きだ。心が荒れてきたときに、無心で折り紙を折っていると、どれだけ腹が立っていようと、美しいものが出来上がる。適当なテレビを流しながら、ただ色々な花を折る。気づけば机の上が花畑のようになっていて、折り疲れたころにはなん…

折り紙ワークショップを開いた

以前この記事でも書いた、折り紙ワークショップを終えた。世界を回っているというファミリー(の8歳の子)に折り紙を教える活動である。 zarameyuki.hatenablog.com メールのやり取りで「*not* for beginner, please」と書いてあったので、なるほど、鶴くら…

椿

去年の冬、用事があって嵐山の奥のほうを歩いていた。あたりには人家も見あたらない。滅多に人が通らないような、どこへ続くのか分からない道をさまよい歩いた。はなばなしい「嵐山」とはまた違った風情があって、たいへん気分良く歩いたことを覚えている。 …

太った

太った。事実だ。目をそらすわけにいかないだろう。 修士論文を執筆する間、私はほとんど運動をしなかった。カメラを持って出かけることも、ポケモンGOもしなかった。その上、ストレスから来る過食で、ばりばりばりばりクッキーを食った。もともと太りやすい…

修羅場をくぐった

無予告でブログを休止してしまった。「一発当てる」を目標に掲げる!と堂々と宣言したからには、仕事と遜色ないくらい、いやむしろ仕事よりも真剣に続けねばならないと思っているのだけれど、ちょっと予想以上にたいへんな修羅場に巻き込まれてしまい、「呼…

どうしてもやる気が出ない日に社会と折り合いをつける方法

どうしても大学に行きたくないとき、アルバイト先に行きたくないとき。 私は定型のスケジュールが苦手である。「自由でいい」と言われたら、案外きまった行動パターンで動くくせに、「毎週、何時にここへ来なさい」と言われると、途端にダメになってしまう。…

イライラを抑えるためにとった方法

謎の神経の高ぶりに悩まされている。なんだか頭がぎらぎらぎらぎらしていて、ちょっとのことでもイライラしてしまうのだ。 たとえばワープロソフトを立ち上げたとき、不意に現れる「新しい機能が登場しました!」の通知。たとえばカフェのテーブルの脚が、な…

吉田寮のおかげで英語が話せるようになった

修論提出のちょっと前、あまりにも鬱屈していたので、留学生との交流事業に顔を出した。折り紙のワークショップで、留学生たちと一緒にいろいろ折るアクティビティ。私は折り紙が趣味なので、この記事で紹介したような作品を持っていったら、たいへん喜んで…

結婚の利便性について

子供をつくる意思がない。生まれてこのかた、そんな願望が発生したことがないのである。 中学生のころには、「大人になれば自然発生的に備わるものだろう」と考えていた。大人になれば、きっと芽生えるものだろうと。しかし生殖可能になり、いわゆる「適齢期…

東京へ行った

東京へ行った。苦手な街だ。用事があって、それで行った。そうでなければ行きたくなかった。東京は私が「持たざる者」だと、冷たく突きつける街だから。 生まれてこのかた、関西から出たことがない。初めて東京へ行ったのは高校生のときで、とにかく「怖いと…

イチオシ文房具を紹介するぜ

LOFTの文房具コーナーが好きだ。私が子供の頃と比べて、便利な文房具がたくさん発売されている。新しいノートが新鮮なイマジネーションをくれるように、自分に合った文房具と出会うと、自分のクリエイティビティが無限に広がっていくような気すらする。 そん…

新しい手帳を買った

7月23日生まれである。文月の文の日と考えれば覚えやすい誕生日だろう。今年の7月がやって来れば、私は26歳になる。20代も後半戦、いろいろと悩ましい年齢である。 ふと自分のことを考えてみて、望んだ世界に近づいてはいる。文章を書くことで報酬を得ている…

介護施設への見舞い

祖母を見舞いに、介護施設へ行った。以前「認知症になった祖母」で書いた通り、祖母は重度の認知症であり、自立した生活がもはや困難である。ところが特別養護老人ホームには空きがない。そのため、1日ごとの契約をするショートステイにお世話になっている。…

なぜ金にもならないブログを書くのか

ブログを書きながら時折、何故自分はこんなことをしているのだろうと考えることがある。 駆け出しといえど、金をもらって書く身である。映画や書籍のレビューなど、依頼されて書いたのであれば、5000円ほどは請求するような文字数だ。もちろん趣味の書き物だ…

さばとら猫とひきがえるの事

実家はとても田舎だったので、どこからともなく猫が湧いてきた。そういった猫は、ときには段ボールに詰め込まれて、ときには裏の林の中で、私たち住民に発見された。雨の夜、必死に声をあげる猫を無視することはできなくて、懐中電灯とにぼしを持って「チチ…

方言調査に見るアイデンティティ

一般に言語というものは、その人のアイデンティティの一角を担うものだといっていい。今でこそ「標準語」が一般的となり、人の往来も増えたことで、「共通語」としての東京方言が台頭してはいるが、いくら身なりを整えたところで「ぼろ」は出る。思わぬとこ…

志賀直哉『城の崎にて』に流れる死生観

老いと孤独と死のことばかり考えている。私が死を想うとき、いつも心に浮かぶのが、志賀直哉『城の崎にて』である。高校を出るまでに教科書で読んだ作品の中で、およそ『城の崎にて』ほど心に残ったものはなかったろう。それくらい、私にとっては愛おしく、…

認知症になった祖母

久しぶりにわんわん泣いた。祖母が介護施設に入居したからだ。何度か書いているように、祖母といっても実質の親、「母親」として私をここまで育ててきた人である。そんな人が認知症になり、もはや自分のこともわからず介護施設にいるというのだからこたえた…

「内容量減らし」に覚えるわびしさ

少し前に、チョコレートムースか何かを作ろうとしたときのこと。ちゃんと分量は量ったはずなのに、なんだか以前と違う感覚がした。一体これはどうしたことか。 不思議に思いながら、明治の板チョコのパッケージを見る。おかしいなあ、あんた2枚分でよかった…

虫歯になった

この間、グミを食べていたときのこと。明らかに「あってはならない痛み」が走るのを、右の奥歯に感じた。虫歯だ。頭では理解したものの、心が納得するとは限らない。数日間、おのれとの対話を試みた上で、辛抱たまらず歯医者へ行った。痛みだけがこの世のリ…

「京大100人論文」を見てきた

先週は、「京大100人論文」の展示を見に行った。これは異分野コミュニケーションを活性化するための試みで、総長裁量経費事業として行われているらしい。 http://www.cpier.kyoto-u.ac.jp/ 詳しい説明は上に示したWebサイトを見ていただくとして、今日はその…

ブログを始めて2ヶ月経った

ブログを始めて2ヶ月が経った。ありがたいことにコメントや言及などもいただけるようになり、「世の中に向けて書いている」ことの重みと楽しみを感じている。そんなわけなので、今日はこの2ヶ月(とくにここ1ヶ月)についてまとめておこうと思う。 方向性が…

いちごの思い出

いちごの季節である。もう終わりかけなのかもしれないが、とりあえずいちごの季節だ。 いちごと聞いて思い出すのは、実家のバス停のことだ。私の実家はけっこうな田舎で、畑や田んぼの中心に、ちょろっとずつ家が建っている。私が通学に使っていたバス停の裏…

「自炊めし」の価値を再認識する

唐突でなんだが、私は自炊が嫌いである。根本的には面倒臭がりというのがあり、いちいち食器や調理器具を洗うのが面倒で仕方がない。できれば一生、台所には近寄りたくないと思ってこれまでの時間を過ごしてきた。 今は便利な時代である。大学の周りにはいく…

アジアの魔窟「九龍城」が好きだ

九龍城が好きだ!誰がなんと言おうとも。「東洋の魔窟」、アジアンカオスの総本山。実際に暮らした人がいるのだから、こういう表現をしてもいいのか迷うけれど、やっぱりロマンのある場所だと思う。というわけで、図書館でこういう本を借りてみた。 blog.lv9…

アプリ『Forest』で原稿をモリモリ進めよう

原稿をやらなきゃいけないのに、ついついスマホをいじってしまう。まさに依存症と言わざるを得ない状況だが、同じような悩みを抱えている人は、けっこう多いはずだ。たとえば先日、Twitterで見かけたこの漫画。 無自覚でこんなんやって怖いときある pic.twit…

スタバのスコーンを作る(200円くらい)

ホットケーキミックス。それは、無限の可能性を秘めた粉である。 ホットケーキミックスには、小麦粉や砂糖、ベーキングパウダーなどが絶妙な加減で配合されている。煩雑な計量や繊細な作業を伴うことなく、ふっかふかのパンケーキが焼けてしまうのだから、開…

「ちりめんモンスター」を探す

ちりめんモンスター。それは私を夢中にさせる、魅惑の遊びである。 ちりめんじゃこを食べていると、時折、ちいちゃなタコやエビが現れることがある。そういった「モンスター」を見つけると、なんだか嬉しい気持ちになる。たとえるならそれはハートのピノ。宝…

編集者の「ノート」へのこだわり

ロフトや東急ハンズへ行くと、必ずと言っていいほど文房具フロアに行ってしまう。今の道具で足りないものはないのに、ついついいろいろ見てしまうのだ。さすがに大人になったから、「買う」という行動までたどり着くことは少なくなり、「ただ、見ているだけ…

人生の「未履修科目」

最近、とある人から「幼児期が未履修」だと言われた。未履修。必修の授業を、きちんと受講していないことだ。私はこの言葉を聞いて、なんだか救われた気持ちになった。 私は母親を8歳でなくしたので、高校卒業までは祖父母の家で育った。父親はいたが、仕事…

『たのしいケーキやさん』で遊んだ

突然ですが、小さい頃の夢はなんでしたか。 何歳あたりでジェンダーロールが固定されるのかは知らないが、なぜか女の子はケーキ屋さんとかお花屋さんになりたがる。私?私はそんなこと思ったことないよ。小さい頃から「はかせ」になりたいって書いてました。…

「転職サイト」に登録した話

大学院もM2に差し掛かると、ちょっと血迷う時期がある。同級生との経済格差も相まって、「しゅ、就活とかしてみる……?」みたいな気分になってくるのだ。こういう体験、私だけかと思ったら、案外多くの先輩たちが体験したらしい。「今では立派なあの先輩も、…

『けものフレンズ』に見るポストアポカリプス考察が面白い

第1話の「視聴者厳選」 だんだんと怪しくなる空気 「かばんちゃん」は何者なのか 「ツチノコ」などのセリフから垣間見る世界観の切れ端 SF好きならメチャクチャ楽しめる、闇のアニメ もう散々、言い尽くされていることかもしれないが、『けものフレンズ』が…

『万葉集』における「発言小町」案件

私の入学した学部は、教育も福祉も文学も語学も言語学も、すべてがごった煮のようになった学部だった。 経済学部だけはかろうじて独立していたが、ほかの「文系」っぽい学問はすべて乱暴に突っ込まれていた。乱雑なくくりには「文系軽視」という声もあったが…

女子会と趣味と書くことと

久々に高校の同級生たちと「女子会」をした。女子会といってもいわゆる「恋バナ」は全く登場しなくて、互いにスマホの画面を見せ合いながら「最近はこのゲームやってる」「推しが尊い」ってな感じの話ばかり。恋人がいる子も多いはずだけど、まあ、それとこ…

ON/OFFの切り替えが下手だ

論文を書き終えると、一般にひとは「ふう〜」ってな感じで一息つけるものなのだろうか。 修論を提出したら、ポケモンを買おうと思っていた。写真を撮りに行こうと思っていた。映画を見ようと思っていた。 ところが実際、論文を出してみると、まずその2週間後…

「私」の危うさと『ドーナツホール』

「ドーナツの穴みたいにさ 穴を穴だけ切り取れないように あなたが本当にあること 決して証明できはしないんだな」 ハチ MV「ドーナツホール」HACHI / DONUT HOLE - YouTube ハチ(米津玄師)『ドーナツホール』の歌詞である。私はこの歌詞に、いつもウンウ…

映画『ユー・ガット・メール』と文通の記憶

昨日は『ユー・ガット・メール』(1999年)を見た。Amazonプライムはほんとうになんでもあるなあ(※効果には個人差があります)。知人が「Amazonプライムは基本的人権」と言っていたのが分かってしまった気がする。ところでGoogleといいAmazonといい、巨大資…

京都の「日常」

ここ3年で、「学生の馴染みの店」が次々と閉まった。どれも何十年と営業していらっしゃったお店で、学生の腹をリーズナブルな価格で満たしてくれた。こういった店は、たとえば経営の赤字で、たとえば店舗の移転で、たとえば店主のご病気で、その歴史に幕を下…

魚を飼っていた

ずいぶん気分がふさいだので、昨日はもくもくと仕事をした。そうしていると、昔飼っていた魚のことを思い出した。ベタという魚で、最近ではiPhone6Sのロック画面に使われている。そんな美しい魚だ。 youtu.be 実家は田舎にあったので、ずっと動物に囲まれて…

「発表中に泣く」問題について

これを書いてから一晩明けて、少しは気持ちも落ち着いたので、まじめに対策を考えてみることにした。 発表中に泣いてしまうのをなんとかしたい - 大学院生のブログ これから先、この道を行く気が少しでもあるのだったら、この状況はかなりまずい。少なくとも…

ブログを始めて1ヶ月経った

ブログを始めてから1ヶ月が経った。「続かないかも」と思っていたが、我ながら意外と続いている。せっかくなので、進捗報告ということで現況をまとめておく。あ、念のために書いておくと、今のところアドセンスも何もしていないので1円も儲かってないです。…

縁側の記憶

実家の母屋には縁側があって、座敷側と庭側にガラス戸がついていた。両方のガラス戸を締め切ると、長細い密閉空間ができることになる。この空間がとても快適で、春になれば必ずここで昼寝や読書をしたものだった。 締め切った縁側は温室のようにぽかぽかして…

人生初のネイルサロン報告

今年の元旦、生まれて初めてネイルサロンへ行った。これまで実家ではいろいろなオシャレ(染髪、ネイルなど)が禁止されていたというのもあって、なんとなく手を出してこなかったのだ。 「実家から出た今、避けてきたオシャレにチャレンジするときがきたので…

雨の日について

狭い空間が好きだ。たとえば押入れの中、机の下。有り体に言えば安心する。狭い空間は、その隅々までが自分の既知の領域という感じがする。その空間を支配しているのは私であり、私以外の誰もそこに入ることはできない。そういう感じがする。 今ではもう随分…

京都の猫を紹介したい

「京都は学生に優しい街」だという。確かにこちらへ引っ越してきてから、私が学生とみるや、優しい声かけをしてもらえることが増えた。たとえば読書をしていても、「勉強頑張りや〜」ってな感じで励ましてもらえるのだ。あるいは鴨川沿いでバカなことをして…

Keynoteを使って「交換ノート」を作った

交換ノート。 懐かしい響きです。小学生のころは複数のグループに所属していたので、毎日のようにノートが回ってきました。その頃はまだ、今みたいにオシャレな感じのノートはあんまりなくて、ただの大学ノートでした。狂ったように書いて書いて書きまくった…

修士論文アナザー(あるさぼり魔の記憶)

論文を出すと、一瞬の多幸感が訪れたのち、とてつもない虚脱感が襲ってくるものらしい。なんだこれは。まるで麻薬そのものじゃないか。おまけに気合いで押さえ込んでいたらしい風邪まで表面化し始めて、けだるいままに土日を迎えた。この週末は全国的な大寒…

修士論文を出した

去年の春、長らく伸ばし続けていた髪を切った。背中をとうに通り越し、腰まで届くのではないかと思われるほどの髪。染めも巻きもせず、量も透かずに伸ばし続けた髪。シャンプーに苦労し、ドライヤーに苦労し、やさしくやさしく労わり続けた髪。そんな髪を切…

ビュフォンは言った、「文は人なり」

何かについて書けば書くほど、己の姿は浮き彫りになる。 たとえば「パーティ」ひとつを例に取ったって、それを「楽しい場所」と書くか「めんどうな場所」と書くかによって、「私はパーティを楽しめる人間 or 楽しめない人間です」と表明することになってしま…